2012年11月02日

初めての独り暮らし

"私の初めての引越し経験は、大学二年の頃でした。
片道二時間以上かけての通学に疲れ果てていた私は、
両親に懇願して学校から近いアパートでの独り暮らしを
認めてもらえることになりました。

実家は神奈川県南部、大学は東京の郊外にありました。
生まれた時から自分が育った町の外にはあまり出なかった
ので、東京というとすごく都会のイメージでしたが、
親元を離れて初めて生活することになったその町は、
葱畑が広がっていて、どちらかというと田舎の景色でした。

独り暮らしをするにあたり、冷蔵庫や電子レンジなどの
家電、なべなどの調理器具、とにかく新生活とはいろんな
ものにお金がかかることがわかりました。

その出費に加えて敷金や礼金、月々の家賃まで
かかるのですから、初めて親に感謝すると共に
申し訳ない気持ちになりました。

実家の車に教科書などの荷物と布団を載せて親に
運んでもらったので、引越し代はかかりませんでした。
「新居」で両親はコンビニで購入したお弁当を一緒に食べ、
車で帰宅して行きました。

あの時の初めて感じた「独り」という静かさと寂しさを、
今も懐かしく思い出します。
"



Posted by zuttone at 15:57│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。